ゴムの製造工程で大切な「混練り」とは

ゴムの製造工程で大切な「混練り」とは

ゴム製造において、混練り工程はとても重要な作業です。
混練りの工程とは、どのような作業なのでしょうか。
この記事では、ゴムの混練工程についてご紹介します。

▼混練り
混練りとは素練工程に続いて、原料ゴムと配合剤を練り合わせた混練工程のことです。
具体的に、ニーダーマシンやロールマシンなどの機械を使用します。
自動化されたマシンと熟練のオペレーターの手により作業しているのです。
混練りの作業を行うことで、ゴムの強度などを持たせることができます。

▼ゴム製品の製造工程
? 素練り
通常の原料ゴムは、配合剤を合わせても混合が難しい状態です。
そのため素練りできるように、機械で練り込んでいきます。
この作業を行うことで、可塑性が増えて軟化させることができるんです。

? 混練り
原料に配合剤を加えて、オープンロールと呼ばれる機械を利用して混練りをします。
この作業は、ゴムの品質を左右すると言われるほど重要な工程なんです。
配合剤には、主に加硫促進剤・カーボンなどが利用されます。
また抗菌剤を加えることで、細菌・カビ・ウイルスを抑制する効果を持たせることが可能です。

? 成形
混練りしたゴムは、基準の長さ・厚さのシート状に成型されます。
その後、必要な寸法に合わせて裁断されるのです。

? 熟成
裁断されたゴムの材料は、熱空気加硫によってゴム製品が完成します。

▼まとめ
ゴムの製造には、混練りという工程があります。
混練工程をすることで、特徴のあるゴムを生成することが可能になるのです。
岐阜県加茂郡にある「有限会社太成ゴム工業」では、ゴム製造現場スタッフを募集しております。
未経験歓迎なので興味がある方は、ぜひ一度お問い合わせください。