ニーダーとは何なのか

ニーダーとは何なのか

ニーダーという言葉は、聞き慣れない方も多いのではないでしょうか?
製品の用途としては、様々な高粘性物質、もしくは半固体状の材料を混合するものです。
この記事では主に使うシチュエーションや利便性、種類などについて触れていきたいと思います。

▼ニーダーの基礎知識
■使い方
ニーダーは捏和機(ねっかき)とも呼ばれています。
通常の攪拌機などでは流体の乱流や対流による混合作用を利用するのですが、ニーダーは機械自体の複雑な変形作用により剪断、圧縮、折り重ね、圧延などで混合できます。

■用途
ニーダーには様々な用途があります。

・バター
・ビスケット
・チョコレート
・化粧品
・医薬品
・石鹸
・合成樹脂
・カーボン材
・シャープペン芯
・セラミックス
・接着剤
・シーリング材
・印刷インキ
・顔料
・各種着色材

上記のような様々な混錬に用いられ、最終的には非常に粘稠度の高い物質を作ることができます。

■特徴
コの字型二本の羽を持ち、粘性があり、硬い生地などを混ぜる(練る)ことが出来ます。
羽根の形状には、バンバリー型、シグマ型、ゼット型、スパイラル型、フィッシュテール型など種類も多数あり、高粘度物質から低粘度物質の混練が可能です。
また、加熱・冷却用ジャケットを付し原料の反応、溶解、凝集、蒸発および脱気など広い用途に対応できます。

▼まとめ
説明を聞いても用途は様々だと思われるかもしれませんが、分散機、混練機、混合機、攪拌機などは別物です。
はじめは乾燥せずに混ぜ合わせられる機械という認識でも間違いではないですが、専門的な材料を混ぜ合わせる時などはしっかりと区分して対応してましょう。